コンタクトレンズ異聞・上
あらかじめ申し上げておきますが、以下実話です。
僕には、先端恐怖症というのとはちょっと違うのですが、
目の近くに異物が接近するという状況に対する適応力がまったくありません。
たとえば、二十歳を過ぎるころにようやく目薬をさすことができるようになりましたが、
それも容器の先端(抽出口)を目の内側の切れ目に接触させて液を垂らし、
テキーラでも飲んだかのように頭をシャッフルして目の中を撹拌するという具合です。
目の汚れが薬品に影響を与えるのでこうした接触が禁止事項であることは
承知しているのですが、目玉にあの先端を近づけることなどとてもできたものではありません。
そんな僕が、とある個人的な事情、もしくは願望からコンタクトレンズをつけたいと思い、
およそ2年に渡る逡巡の末、ついに今日眼科へと足を踏み入れたのでした。
(※長くなるので明日に続きます…)
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